医療事故死者年間40万人 交通事故の4倍
【新唐人2014年9月5日】調査によると、中国では医療損害事故による死者が毎年40万人に達し、医薬品の乱用が主な原因にあげられています。たとえば、抗生物質の乱用で、毎年30万人の児童が聴覚障害者になっています。このほか、医療関係者によると、中国の病院では利益のために、患者に過度な投薬を行っています。
中国赤十字会のデータによると、中国では毎年800万人が非正常な死を遂げています。うち、医療損害事故による死者が40万人を占め、交通事故による死者の4倍です。医者の指示や薬の説明書に従わず、薬を乱用したことが主な原因に挙げられています。
広州意訳研究員 郝さん
「病院は点滴などで医療保険金を手に入れます。患者は自分に必要な薬なのかどうか分からないので、医者が点滴を薦めると受け入れるのです。費用は医療保険から支払われます」
報道によると、中国では抗生物質の乱用で毎年30万人の児童が、聴覚に障害が現れています。聴覚障害児童全体の4割を占めます。
広州医師 胡濤さん
「薬の乱用と不適切な使い方は中国ではよく見られます。末端の病院では特に深刻で、抗生物質の乱用は普遍的に見られます。7割以上は投与が不必要です。医療レベルが低いと抗生物質に頼ります」
薬の乱用は特に、幼児や高齢者に深刻な影響をもたらします。高齢者の場合、基礎代謝などが弱っているため、リスクが若者より3倍高いと言われます。また、去年の「国家医薬品不良反応報告」によると、年齢が幼いほど薬による不良反応が深刻です。南方医薬経済研究所の調査データによると、小児科での薬の乱用率は12パーセントから32パーセントに達し、薬による不良反応の発生率は12.9パーセント、うち、新生児の場合は24.4パーセントに達するそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/09/04/a1135742.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/李)